最新情報タイトル

News & Event

JFRLNEWS

6-35 重金属分析の湿式灰化・溶解法の技術発展(2020年11月)

2020年11月10日

化粧品、医薬品、食品、飼料等に含まれる重金属元素を分析するためには、灰化により試料中の有機物を除去し、酸で溶解する必要があります。試料に硝酸等の酸化剤を加えて加熱する伝統的な湿式灰化法は、実際の作業が難しく安全面での課題もありましたが、近年ヒートブロック分解装置やマイクロ波分解装置といった湿式灰化専用の装置が広く用いられるようになってきました。

 

今回は、重金属分析の湿式灰化・溶解法について、伝統的な方法と分解装置を用いた方法の利点と課題を紹介するとともに、アプリケーション例として難溶解性の無機顔料を含む化粧品及び化粧品原料の完全溶解法について紹介いたします。

 

 

news_vol6_no35.pdf(624KB)

 

 

 

記事の内容は、ニュース発行当時の情報に基づくものです。ホームページにはバックナンバーを掲載していますが、一部の内容は法改正により、変更されている可能性があります。現在の内容につきましては、最新の関連法規をご参照下さい。