油脂

平成27年4月1日に食品表示法が施行され、食品表示基準において飽和脂肪酸の表示が推奨項目となっております。また、機能性表示食品制度においては、n-3不飽和脂肪酸(ω3不飽和脂肪酸)、特にエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)の機能性が注目されています。これら表示のためには分析データが必要となってきます。わたくしどもでは飽和脂肪酸をはじめとした各種の脂肪酸や油脂成分の分析を受託しております。
また、油脂は酸素、光や加熱等により酸化、分解します。劣化の程度によっては、風味を損なうだけに留まらず人体に有害な物質を生じます。わたくしどもでは油脂の劣化の指標となる酸価、過酸化物価をはじめとした試験項目を受託しております。日々の品質管理や賞味期限設定の指標等に是非ご活用下さい。また、油脂の化学的・物理的特徴を示す試験も行っておりますので、あわせてご活用下さい。

  • 油脂の劣化に関する指標

    *油脂の抽出が必要な検体は、別途抽出料2,500円(税抜き)が加算されます。

    • 酸価

      納期
      8営業日
      価格
      ¥2,200(税別)*
      試験方法

      基準油脂分析試験法

    • 過酸化物価

      納期
      8営業日
      価格
      ¥3,200(税別)*
      試験方法

      酢酸-クロロホルム法

    • カルボニル価

      納期
      8営業日
      価格
      ¥6,500(税別)*
    • アニシジン価

      納期
      8営業日
      価格
      ¥6,500(税別)*
    • TBA価

      納期
      8営業日
      価格
      ¥6,500(税別)*
    • 極性化合物

      納期
      9営業日
      価格
      ¥25,000(税別)
  • 油脂の化学的・物理的特徴を示す数値

    *油脂の抽出が必要な検体は、別途抽出料2,500円(税抜き)が加算されます。

  • その他の試験

    • 粘度

      納期
      8営業日
      価格
      ¥5,000(税別)*1

      *1:溶解操作が必要な検体は、別途処理料2,500円~(税抜き)が加算されます。

      試験方法

      B型回転粘度計による測定。測定条件[温度(℃)、ローター(No.)、回転速度(r/min)]をご指定下さい。

    • 色(反射色)、色(透過色)

      納期
      8営業日
      価格
      ¥5,000(税別)
      試験方法

      色差計法(L、a、b)

    • ΔE

      納期
      8営業日
      価格
      ¥12,000(税別)*2

      *2:比較の基準となる検体および比較したい検体1検体分のLab測定料金を含みます。

      試験方法

      色差計法(L、a、b)

    • CDM試験

      納期
      お問合せ下さい
      価格
      ¥20,000(税別)
  • 納期及び価格について

    検体種、定量下限、検体数等により、納期、価格が変わることがございます。

  • 脂肪酸の定量試験

    脂肪酸の定量は「食品表示基準について平成27年3月30日消食表第139号 別添 栄養成分等の分析方法等」に準拠した方法で測定しております。抽出が必要なサンプルは抽出操作を行います。抽出方法はサンプルにより異なり、主な素材によってけん化法、酸分解法及びクロロホルム-メタノール混液抽出法を用います。

    脂肪酸の定量(45種)

    報告内容

    ・45種の脂肪酸定量結果→測定対象脂肪酸は関連資料をご確認ください。

    ・総脂肪酸*1

    ・飽和脂肪酸

    ・一価不飽和脂肪酸

    ・多価不飽和脂肪酸

    ・n-3不飽和脂肪酸

    ・n-6不飽和脂肪酸

    ・n-9不飽和脂肪酸

    ・45種の脂肪酸含有量比*2

     

    *1:総脂肪酸は測定対象の45種の合計値となります。

    *2:含有量比として総脂肪酸に対する各脂肪酸の割合をご報告いたします。各脂肪酸の提出桁の都合上、含有量比の総和は必ずしも100 %にはなりません。また、各脂肪酸の割合をクロマトグラム上のピーク面積比から算出する脂肪酸組成とも異なります。

     

    ・トランス脂肪酸及び共役脂肪酸は測定対象に含まれません。

    ・定量下限は一律0.1 g/100gとさせていただきます。定量下限0.01 g/100gをご希望の場合には「脂肪酸の一斉定量」をご指定ください。

    脂肪酸の一斉定量

    検出された脂肪酸を全て報告いたします。さらに、総脂肪酸、飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸の値も提出いたします。加えて、n-3/n-6不飽和脂肪酸の値が必要な場合は別途お問合せ下さい。

    ・定量下限は総脂肪酸量に応じて0.1 g/100gまたは0.01 g/100gとなります。
    ・トランス脂肪酸及び共役脂肪酸は測定対象に含まれません。

  • 油脂の劣化度評価

    酸素,光や加熱等により,油脂が酸化,分解することを劣化といいます。劣化の程度によっては,風味を損なうだけに留まらず人体に有害な物質を生じます。油脂の劣化の程度を判定するために,酸価及び過酸化物価が使用されます。

     

    酸価

    油脂の精製度や加熱油の劣化度合いと関連します。加熱や酵素反応等により油脂が加水分解すると遊離脂肪酸が増加するため、値が上昇します。

    適用検体種:油脂,油脂を含む食品,飼料,化粧品全般

    *油脂含量の少ない検体(約1%以下)は,受託しておりません。

    過酸化物価

    酸化の進行度合いを測定する上で有効ですが、加熱油脂や酸化が進行した油脂では低い値を示すことがあるため注意が必要です。

    適用検体種:油脂,油脂を含む食品,飼料,化粧品全般

     

    *油脂含量の少ない検体(約1%以下)は,受託しておりません。

    規格値

    例として「食品衛生法施行規則」及び「食品、添加物等の規格基準」中では、めんを油脂で処理した即席めん類は、酸価が3を超え、又は過酸化物価が30を超えるものであってはならないと定められています。また、菓子の製造・取扱いに関する衛生上の指導についての通達では、油脂で処理した菓子は、「酸価が3を超え、かつ、過酸化物価が30を超えるものであってはならない。」及び「酸価が5を超え、又は過酸化物価が50を超えるものであってはならない。」と定められています。

JFRLニュース

  • 2017年04月15日

    5-32 EPA、DHAについて ~食生活と脂質の中身を考える~(2017年4月)

  • 2014年02月01日

    4-29 油脂の劣化について(2014年2月)

  • 2006年10月15日

    57 植物ステロールについて(2006年10月)

  • 2004年07月15日

    41 トランス脂肪酸について ―米国で含量表示が義務づけられる脂肪酸― (2004年7月)

  • 2000年08月10日

    16 油脂の酸価、過酸化物価の測定 -食品の劣化の指標としての役割-(2000年8月)