包装前面栄養表示(FOPNL)

日本版包装前面栄養表示(FOPNL)について

2025年7月,日本版包装前面栄養表示(FOPNL)のガイドライン案を、消費者庁が公表しました。

 

FOPNLとは,⾷品の容器包装の前⾯等の消費者が⾒つけやすい位置に,特定の様式を用いて栄養表示をする取り組みです。

すでに諸外国では実施されている国も多く,コーデックス委員会やWHOでもガイドラインが採択されています。

 

日本におけるガイドラインでは,エネルギー,たんぱく質,脂質,炭水化物,食塩相当量の1食分あたりの量と,それらの1日の摂取目安に占める割合を記載することになっています(下図)。

 

本件にかかわるパブリックコメントの募集が行われ(2025年10月21日終了),これにより広く国民の意見を反映させた後,正式なガイドラインのリリースが予定されています。

 

表示は任意となる予定です。

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                     図 ガイドラインにおける様式例

諸外国におけるFOPNL

望ましい栄養・⾷⽣活の形成に対する関⼼の⾼まりから,諸外国では,栄養成分表⽰に加え,包装前⾯に栄養に関して分かり易く消費者に訴求する表⽰を導⼊する動きが活発化しています。

このような動向を背景に,FOPNLは消費者の健康的な⾷品選択を助けるため,諸外国における重要なツールであるとして,2019(令和元)年にWHOがFOPNLガイドラインを公表しています。

また,CODEX委員会においては,2015(平成27)年の第43回⾷品表⽰部会から議論を開始し,2021(令和3)年11⽉にFOPNLガイドライン※を採択しています。

FOPNL導入の目的は各国の栄養事情に応じて設定され,表示方法もさまざまです。

諸外国における取組はこちら※からご確認できます。

※引用元:消費者庁 日本版包装前面栄養表示検討会 参考資料

 

下図は一例をお示ししています。

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JFRLができること

このガイドラインの公表により,栄養成分表示に新たな情報が追加されます。

私たちJFRLは,FOPNLの導入をご検討される食品事業者の皆様のお手伝いが出来るよう準備を進めております。

これからも,JFRLはFOPNLをはじめとする食品表示全般を通じて社会に貢献してまいります。

 

FOPNLに関してお気軽にご相談ください。

FOPNL相談窓口 fopnlsoudan@jfrl.or.jp

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