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4-11 忘れてはいけない、ボツリヌス毒素の脅威を(2012年8月)

2012年08月01日

ボツリヌス菌が産生するボツリヌス毒素は、自然界に存在する最強の致死毒といわれています。昔は「いずし」を主な原因とするボツリヌス食中毒でしたが、最近では野菜・穀類が原因食品となる傾向にあります。2000年以降に発生した成人のボツリヌス症で原因食品が特定されたのは「自家製いずし」と「あずきばっとう」の2例だけです。ボツリヌス食中毒が減少傾向にある一方で、乳児ボツリヌス症は2000年以降14例発生しました。ただし、幸いなことに乳児ボツリヌス症による死者は1986年以降報告されていません。

 今回は、ボツリヌス症、特にボツリヌス食中毒に関する基礎知識をご紹介します。

news_vol4_no11.pdf (300KB)

 

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