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清涼飲料水等の成分規格 スズの分析方法変更について

2023年10月26日

  「食品、添加物等の規格基準(昭和 34 年厚生省告示第 370 号)」における清涼飲料水及び粉末清涼飲料成分規格(以下「清涼飲料水等の成分規格」)のスズの分析方法を変更いたします。

  弊財団は,清涼飲料水等の成分規格のスズの分析につきまして,通知「食安発 1222号第 4号 清涼飲料水等の規格基準の一部改正に係る試験法について」 別添の試験方法(以下「通知法」)であるサリチリデンアミノ-2-チオフェノール法(以下「SATP」法)にて実施してまいりました。

  しかしSATP法は前処理に2,4-ジニトロフェノールやキシレンなど有害な試薬を用いることから,環境への負荷の低減,作業者の安全を配慮して,これらの試薬を使用しないICP発光分析法に変更いたします。

  上記通知では,通知法と同等以上の性能を有すると認められる試験法の採用が認められております。ICP発光分析法については,通知「食安発1222第8号 食品中の有害物質等に関する分析法の妥当性確認ガイドラインについて」に従い妥当性評価を行い,通知法と同等以上の性能を有することを確認いたしました。

  つきまして,2023年11月1日受付分より,清涼飲料水等の成分規格のスズの分析方法をICP発光分析法へ変更いたします。料金,納期に変更はございません。継続してSATP法での試験をご希望の場合には別途ご相談を承ります。

  本件に関するお問い合わせは,スズの分析担当者までご連絡ください。

  メール📩: seiryo-sn@jfrl.or.jp