ビタミンDは植物性食品に由来するビタミンD2と動物性食品や皮膚産生に由来するビタミンD3の総称です。両者はヒトの体内で同様に代謝され,同等の生理活性を有すると考えられています。このため,両者を区別せず,単にビタミンDと表記しています。
ビタミンDの主な生理作用は,小腸,腎臓,骨におけるカルシウム代謝の調節がよく知られています。近年は,25-ヒドロキシビタミンDや1α,25-ジヒドロキシビタミンDなどの生体内代謝物が実際の生理作用に関わっていると考えられています。特に後者は細胞の分化・増殖,ホルモンの産生・分泌,免疫反応などに関与するタンパク質の発現制御に重要な役割を果たしていることが明らかになってきました。
今回は,ビタミンDの代謝経路, 代謝物の分布,卵の含有量などについてご紹介します。
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