特殊機器,特殊試験

記事の内容は,ニュース発行当時の情報に基づくものです。ホームページにはバックナンバーを掲載していますが,一部の内容は法改正により,変更されている可能性があります。現在の内容につきましては,最新の関連法規をご参照下さい。

 近年インフルエンザの流行や今や国民病といわれつつあるスギ花粉症などが問題となっており,空間中のウイルスや花粉を除去することで室内環境の清浄度を高める空気清浄機の需要が高まっています。

 今回は室内環境をシミュレートした試験チャンバー(密閉容器[空間])を用いた空気清浄機の評価試験方法についてご紹介します。

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 近年,DNA解析の分野では「次世代シーケンス」や「ゲノム編集」というこれまでとは全く異なる画期的な手法が急速に発展しており,医療や食品分野への応用が注目されています。一方,食の安全・安心を保障する1つのツールとして,DNAを指標とした検査がさまざまな場面(食品表示に係る遺伝子組換え食品検査や食物アレルゲン検査,微生物検査,偽装や異物検査,BSE検査,原材料確認等)で実施されています。

 今回は,このようなDNA検査のうち,近年需要が高まりつつあるハラール確認検査のほか,食物アレルゲン検査,品種識別,BSE検査,異物検査といった食品関連分野において実際に行われている検査をピックアップしてご紹介します。さらに,近年注目されている次世代シーケンシングやゲノム編集技術についてご紹介します。

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 ビタミンの分析方法には微生物学的定量法と高速液体クロマトグラフ法(HPLC法)があります。食品表示基準ではビタミンB群6成分(ビタミンB6,ビタミンB12,葉酸,パントテン酸,ナイアシン及びビオチン)について微生物学的定量法が推奨されていますが,実際にはHPLC法でも分析が可能な場合があります。両分析方法にはそれぞれメリット・デメリットがあり,サンプル種に適した分析方法を選択することが重要です。

 今回は両分析方法の特徴についてご紹介いたします。

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 私たちの体には「活性酸素」と呼ばれるものが存在します。この活性酸素が体内で過剰に存在するようになると酸化ストレスになり,様々な疾病の原因となると言われています。近年,この酸化ストレスを防ぐために抗酸化力の高い食品が注目されています。

 今回は,スーパーオキシド消去活性(SOSA),DPPHラジカル消去活性,ORACなどの食品の抗酸化力評価方法について概説致します。

icon_file_pdf news_vol6_no2.pdf (462KB)

 定量NMR(qNMRもしくはAQARI)はさまざまな定量分析試験をサポートする優れた試験法です。食品,医薬品をはじめとする多様な製品の成分分析や,残留農薬等の微量分析では信頼性の高い定量用標準品が不可欠ですが,定量NMRの導入によって,精確な純度が付与されている標準品を入手できるケースが増えてきています。また,独自に調製した物質についても,定量NMRで純度を測定することが可能です。

 今回は定量NMRについて,ニーズが高まりつつある純度測定法を解説し,さらにグルカンなどの繰り返し構造を持つ高分子への応用やリン脂質の個別定量への適用例についても紹介致します。

icon_file_pdf news_vol5_no36.pdf(485KB)

 ヒトの鼻は,物質によっては測定機器であるガスクロマトグラフ-質量分析計(GC/MS)が検出できない,極微量の存在を感じとります。そのため,異臭(オフフレーバーとも表現される)分析では,においの質(物質の種類)に応じて様々な手法を駆使し,原因物質を追求していきます。よって,分析機関により分析手法や検出能力が異なるという実態があります。

 そこで今回は,弊財団における異臭分析に関して,基本的な流れを中心に事例,手法を交えてご紹介します。

icon_file_pdf news_vol5_no26.pdf(426KB)

 マイコプラズマは自己増殖能を持つ最小のバクテリアで,ヒト,哺乳類,爬虫類,昆虫,植物の寄生体として自然界に広く存在し,知らないうちに感染して気づかないケースもあり,培養細胞を汚染した場合,細胞に対して増殖や代謝機能の抑制といった悪影響を与えます。

 一方,再生医療等製品とは培養細胞を用いて体の構造を修復したり病気を治療したりするもので,患者さんの安全性を確保するためには,マイコプラズマの汚染がないことを調べる必要があります。

 今回は,日本薬局方に収載されているA.培養法及びB.指標細胞を用いたDNA染色法に加え,第十七改正日本薬局方(JP17)で新たに見直しが行なわれたC.核酸増幅法(NAT)について,試験方法やバリデーションの内容,注意点などをご紹介します。

icon_file_pdf news_vol5_no24.pdf (322KB)

 介護食品は,近年の高齢者人口の増加により,咀嚼・嚥下機能に低下が見られる方を対象として,ニーズが高まってきています。嚥下機能障害は,個人によって程度の差があり,各段階に応じた適切な介護食品を提供する必要があります。そこで,関係省庁・団体において,介護食品の規格が整備されてきました。

 今回は,その規格である,えん下困難者用食品許可基準及びユニバーサルデザインフードをご説明するとともに,物性測定器(レオメータ)を用いて食品のかたさ,付着性及び凝集性を測定するテクスチャー解析についてもご紹介致します。

icon_file_pdf news_vol5_no19.pdf (236KB)

 食品の二次機能としての「おいしさ」の主たる要素である味覚を評価するため,味覚センサーを用いた味認識装置を導入しました。味覚センサーは酸味,苦味,渋味,旨味,塩味を測定することができ,更に先味と後味を分別することで計8種類の味を数値化することができます。味覚センサーを用いた味の分析は,食品の味を客観的かつ総合的に評価する手法です。

 今回は味覚センサーを用いた味の評価試験について,コーヒーとトマトの測定事例を用いてご紹介します。

icon_file_pdfnews vol5 no15.pdf  (487KB)

 試料中の無機元素を分析する際,対象とする元素の種類が幅広い,もしくは特定できていない場合に,最初から多くの元素を定量分析したり,優先順位をつけ定量分析したりすると,時間とコストが過大にかかりますし,貴重な試料が多量に必要となってしまいます。このような場合に,定性・半定量分析が役立ちます。

 定性・半定量分析とは,どのような元素が含まれているか(定性)を知り,かつ同時に,おおまかにどのくらいの量が含まれているか(半定量)を知ることができる分析方法です。

 今回はICP質量分析法と蛍光X線分析法を用いた元素の定性・半定量分析について分析方法とアプリケーション例をご紹介します。

icon_file_pdf news_vol5_no13.pdf (270KB)

 近年,食品偽装の問題はあとをたたず,消費者の「食」への不安感・不信感は休まることがありません。現在,生鮮食品はJAS法に基づき「名称」と「原産地」,一部の加工食品についても「原料原産地」の表示が義務付けられています。平成25年6月には,食品表示法が公布され,消費者と事業者どちらにもわかりやすい食品表示になることが期待されています。

 今回は,食品の産地判別,品種判別等の判別技術の中から,ICP-AES,ICP-MS等を用いた無機元素の組成分析による手法を中心に主要な技術について概要をご紹介します。

icon_file_pdf news_vol5_no4.pdf (428KB)

 異物検査は,異物が混入した際,その異物が何であるか調べるための試験ですが,一般的な分析試験と違い,特に決まった方法があるわけではありません。また,異物は微小でかつ量も少ないことも多く,適切に試験を進めていく必要があります。

 今回は,異物検査の基本的な流れや各種分析法として,目視確認・性状観察,顕微鏡観察,赤外分光分析,X線分析による元素の定性試験,ヨウ素デンプン反応やルミノール発光反応をはじめとする各種定性試験,DNA検査による動植物種の特定,熱分解GC-MSやPDA付きLC-QTOF/MSを用いた検査などについてご紹介します。

icon_file_pdfnews_vol5_no1.pdf  (268KB)

 TOF/MSとは,質量分析法の一種でTime of Flight Mass Spectrometry(飛行時間型質量分析法)の略称です。イオンが検出器に到達するまでの時間を精密に測定することにより,イオンのm/zを精密に測定することができます。

 今回は,高分解能質量分析計であるTOF/MSの原理・特徴とともに,弊財団所有のLC-QTOF/MSの活用例(変色原因調査,微量な油脂の簡易定性,未知ピークの同定,成分の調査及び異物検査等)の一部についてご紹介します。

icon_file_pdfnews_vol4_no36.pdf (306KB)

 近赤外分光法は,物質を構成するC-H,O-H,N-Hなどの化学結合に依存した近赤外光の吸収を活用する成分分析法です。この手法は非破壊・迅速・簡便という特徴があり,食品の品質管理をはじめとして様々な分野で活用されています。

 今回は,近赤外分光法の測定原理とともに,糖液の糖度測定を事例として成分分析の流れ(検量線作成の概要)から,品質管理への応用例として温度補正検量線を簡便に作成するアイディア等を紹介します。

icon_file_pdfnews_vol4_no35.pdf (897KB)

 私たちを取り巻く生活環境の変化に伴い,アレルギー疾患を持つ人の数が増えています。その中でも,食物アレルギーは小児から成人まで幅広く認められており,対象となる食物の摂取によって生命に危険を及ぼす症状を呈する場合もあることから,アレルギー物質を含む食品の表示は食の安全・安心を考えるうえでその重要性が増しています。

 今回は,食物アレルギーの概要,アレルギー物質を含む食品の表示,特定原材料及び特定原材料に準ずるものの試験方法についてご紹介します。

icon_file_pdf news_vol4_no31.pdf (189KB)

 食品の機能性評価のため,様々な生化学的な実験手法が開発され,種々の素材の機能性を簡便・迅速に探索(スクリーニング)することが出来るようになってきました。その次のステップとして,スクリーニング試験によって見出された効果がどのような作用メカニズムで機能しているのかエビデンス(科学的根拠)を得る必要があります。そのための有効な解析手法の一つにDNAマイクロアレイがあります。近年,次世代型であるフォーカストDNAアレイなどの登場により,安価で短時間に高感度な遺伝子発現解析が可能になりました。今回は,DNAマイクロアレイ(フォーカストDNAアレイ)についての解説やDNAマイクロアレイを用いた食品機能性解析評価の実例などについてご紹介します。

 なお,弊財団での「DNAマイクロアレイを用いた食品機能性評価試験」については,諸処の事情により平成30年2月1日をもって受託を終了しました。

 これまでのご利用誠にありがとうございました。

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 赤外分光分析は極めて広範囲な物質の同定,定量,構造解析に用いられており,特に有機化合物の主成分を推定することにおいて力を発揮します。また,顕微赤外測定法により異物のような微少な試料の測定が,減衰全反射測法(ATR法)により固体試料の表面分析が可能となります。

 今回は,フーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)の特徴,合成樹脂のポリスチレンの赤外吸収スペクトルを例として赤外吸収スペクトルの読み方,透過率と波数の意味,代表的な各振動の吸収位置,アプリケーション例を中心に「赤外分光分析」についてご紹介します。

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 質量分析法は,測定化学物質の原子あるいは分子を各種のイオン化法で気体状のイオンにし,イオンのm/z値によって分離,検出することで同定(種類)や定量(量を測る)を行う方法です。

 今回は,有機化合物の分析でよく使われる質量分析法について,装置の概要,電子イオン化(EI),化学イオン化(CI),エレクトロスプレーイオン化(ESI),大気圧化学イオン化(APCI),マトリックス支援レーザー脱離イオン化(MALDI)などのイオン化の方法や,四重極型質量分析計(QMS),イオントラップ型質量分析計(ITMS),磁場型質量分析計(Sector MS),飛行時間型質量分析計(TOF-MS)などの質量分離部の原理についてご紹介します。

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 試料,製品などがもつ固有の特性を人の感覚器官(目,耳,口,鼻,皮膚など)によって調べることを官能評価といいます。官能評価は人が行うものですから,機器分析に比べて曖昧さがあるものの,人の感覚器官が機械以上の力を発揮することがあります。

 今回は,官能評価の特徴,手法等についてご紹介します。

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 核磁気共鳴分光法は原子核のスピン状態を調べる測定法です。日本薬局方の一般試験法への採用,有機化合物の異性体の識別,定量法への応用,魚油のトリグリセリド分子種の結合比率の推定等への応用がされています。

 今回は,NMRの原理と応用,特に溶液NMRによる分析試験についてご紹介します。

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 安定同位体比分析は,地層,化石の年代推定や宇宙科学の分野で広く利用されています。最近は,食品分野でも原材料証明や産地判別などに利用され始めてきました。
 今回は,安定同位体比分析法の原理と,食品分野への応用例をご紹介します。

icon_file_pdf news_vol3_no10 (171KB)

 平成19年7月6日に香辛料を対象にして放射線照射の検知法が通知されました。この方法を用いて輸入モニタリング検査が始められ,現在は,乾燥野菜類及び茶も対象です。これまでに幾つかの食品で照射が検知されています。国内では,ばれいしょの芽止めを除いて食品への放射線の照射が許可されていないため,これらは食品衛生法第11条違反として取り扱われます。
 今回は,放射線照射の検知についてご紹介します。

icon_file_pdf news_vol3_no5 (308KB)

 においは,多彩な化学物質による化学的な刺激であるために,色や音などの物理的な刺激と違い数値化が難しい分野です。
 今回は,一般的な官能評価やガスクロマトグラフなどの機器分析とはひと味違う「におい識別装置」によるにおいの数値化の可能性と注意点について例を挙げながらご紹介します。

 なお,弊財団での「におい識別装置」を用いた試験については、諸処の事情により平成27年3月6日をもって受託を終了しました。これまでのご利用誠にありがとうございました。

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 「におい」を数値化する方法の一つとして,におい識別装置があります。におい識別装置は,ガスクロマトグラフ等の分析機器による成分分析とは異なり,においの測定を官能評価の方向からアプローチする分析機器です(測定原理等はVol.2 ,No.52[2006年6月号]をご参照ださい)。
 今回は,におい識別装置による「におい」の解析(表現)手法である絶対値表現解析及び主成分分析について,実例を用いてご紹介します。

 なお,弊財団での「におい識別装置」を用いた試験については、諸処の事情により平成27年3月6日をもって受託を終了しました。これまでのご利用誠にありがとうございました。

icon_file_pdf news_no75 (207KB)

 近年,分析の世界でも,できるだけ環境に負荷をかけない方法の選択が求められています。蛍光X線を用いた元素分析の手法は,「非破壊」で「環境に優しい」分析を実施できるという優れた特徴があります。最近,RoHS指令や,いわゆる「グリーン調達」に向けた,有害物質(鉛,水銀,カドミウム,六価クロム,臭素系難燃剤)の含有を調べる為の検査法として,蛍光X線分析が注目されています。
 今回は,感度面の弱点がカバーできる「3D偏光光学系エネルギー分散型蛍光X線分析装置」を加えた蛍光X線分析についてご紹介します。

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 現在,私たちは多くの化学物質に囲まれて生活しています。また,環境問題についての社会的関心が高まり,環境に対する負荷のより少ない商品を選ぼうという消費者意識も生まれてきました。こうした背景のもと,化学物質の環境影響に関する情報を収集することが求められており,そのひとつが生分解度です。 

 生分解度とは,化学物質が一定の期間に分解される割合(%)を示したもので,分解されやすさの指標となります。試験の種類や,結果の評価等についてご紹介します。

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 生活臭など身近な「気になるにおい」への対策のニーズが高まるなか,数多くの脱臭・消臭に関する製品が開発されています。今回は,脱臭・消臭剤や空気清浄機などの効果を評価するための各種試験方法についてご紹介します。

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 食品のにおいは、その味とともに選択する時の重要な要素です。におい識別装置は、10種のセンサで、においの強さや質を人の嗅覚に近いイメージで数値化する機器です。従来から行われている官能検査やにおい成分の個別定量試験の特徴を示すとともに、バターピーナッツでの保存試験での応用例をご紹介します。

 なお,弊財団での「におい識別装置」を用いた試験については、諸処の事情により平成27年3月6日をもって受託を終了しました。これまでのご利用誠にありがとうございました。

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 誘導結合プラズマ-質量分析法が実用化されて20年以上がたちます。金属の分析で、分離能や感度の良いことが特徴です。飲料水や食品中の金属分析ばかりで なく、高速液体クロマトグラフィーを組み合わせた金属の形態別分析にも用途が広がっています。測定法の原理を含めてご紹介します。

icon_file_pdf news_no47 (150KB)