微生物,衛生

記事の内容は,ニュース発行当時の情報に基づくものです。ホームページにはバックナンバーを掲載していますが,一部の内容は法改正により,変更されている可能性があります。現在の内容につきましては,最新の関連法規をご参照下さい。

 2012年4月1日から食品中の放射性物質について新たに基準値が設定・施行されました。これは放射性物質を含む食品からの追加の被ばく線量の上限が,年間5ミリシーベルトから,1ミリシーベルトに引き下げるよう設定されたことによります。併せて,「食品中の放射性物質の試験法について」及び「食品中の放射性物質の試験法の取扱いについて」において「食品中の放射性セシウム検査法」が示されました。

 Vol.3,No31の続報として,今回は,新たな基準値,放射性セシウム検査法などについてご紹介します。

icon_file_pdf  news_vol4_no8.pdf(366KB)

 「食品」の品質は,商品の表示をチェックしたり実際に喫食したりすることによって知ることができます。一方,「試験」そのものの品質は,商品となる試験成績書(試験結果を記載した書類)をチェックしただけでは知ることができません。食品の国際的な流通に伴って,国内外を問わず,試験の質が強く問われています。

 今回は,このような状況の中で,試験の品質を保証するために有効な手段とされる「技能試験(Proficiency Testing)」についてご紹介します。

icon_file_pdf news_vol4_no6.PDF (245KB)

 衛生的でない魚を喫食したことで顔面発赤,じんましん等の症状を呈する食中毒は,1950年代にその原因はヒスタミンによることが明らかにされました。現在では衛生管理や低温流通の普及によって大規模なヒスタミン食中毒は減少しており,また発症しても比較的症状の軽いことから,大きな問題となることは少ないものの依然として毎年発生事例は散見されています。

今回は,ヒスタミン食中毒について概説し,国内外での規制,分析法などをご紹介します。

icon_file_pdf news_vol4_no2 (245KB)

 日本の食品微生物試験法は,「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」や食品の成分規格等で示されています。最近はこれら成分規格とは別に試験法だけで通知されることが増えてきました。これらの試験法は,長期間改定されずに来たため,国際調和や国内統一は十分ではありません。

今回は、食品微生物試験法の国際調和と生食用食肉の規格基準に初めて採用された腸内細菌科菌群の試験法についてご紹介します。

icon_file_pdf news_vol4_no1 (243KB)

 平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震は東日本に甚大な被害を与えました。さらに福島第一原子力発電所は原子炉の冷却機能を失い,大量の放射性物質の放出を伴う最も深刻なレベル7の原子力事故となってしまいました。放射能汚染は,葉物野菜に始まり,牛乳,水道水,魚介類,荒茶,牛肉などに広がり,一部暫定規制値を超えるものが見つかっています。
 今回は,放射能の単位,規制値,測定法等についてご紹介します。 

icon_file_pdf news_vol3_no31 (1076KB)

 

 わが国の食品製造環境は清浄度が格段に向上し,流通における温度管理技術も大きく進歩してきました。しかし,毎年2万人前後の食中毒患者が発生していることも事実です。中でもカンピロバクターは,発生件数が非常に多く,もっと真剣に広く認識されるべき食中毒菌です。
 今回は,カンピロバクターとはどんな微生物で,どのような臨床症状を起こし,何故わが国でカンピロバクターによる食中毒が多発しているのかについてご紹介します。

icon_file_pdf news_vol3_no30 (244KB)

 平成19年の夏には,アフラトキシンに汚染された輸入米の食用流通が社会的な問題となりました。昨年はとうもろこし由来の飼料原料のデオキシニバレノールに高濃度汚染が問題となりました。さらに,本年10月1日からは食品において長年B1のみで規制されてきたアフラトキシンが,総アフラトキシン(アフラトキシンB1,B2,G1及びG2の合量)規制に変わります。
 今回は,各種かび毒を概説するとともに,近年進められている国内外でのリスク評価及び新たなアフラトキシンの規制についてご紹介します。

icon_file_pdf news_vol3_no29 (350KB)

 食品製造現場で使用する機械・器具類又はそれを取り扱う作業者の手指等が適切に洗浄,殺菌(消毒)されていないと,これらが媒介となり製造中の食品を汚染させてしまう可能性があります。また,汚染された食品が適切な温度の下で管理されていないと,有害微生物が増殖し,食中毒を起こす危険性もあります。さらに,食品の特性に応じて適切な殺菌が行われないと,その後の製品の保管状態によっては細菌が増殖してしまう可能性もあります。
 今回は,食中毒予防の3原則(つけない,ふやさない,やっつける)の観点から,食品製造現場における衛生管理の中で,特に重要視すべき管理点についてご紹介します。

icon_file_pdf news_vol3_no22 (256KB)

 ウイルスは私達の健康や日々の生活に大きな影響を及ぼすことがあります。乳酸菌や納豆菌のように私達の生活になじみのある細菌とウイルスは何が違うのでしょうか。実はウイルスは通常の生物とは全く異なった構造や増殖の仕組みを持っています。
 今回は,ウイルスの特徴や検出方法についてご紹介します。

icon_file_pdf news_vol3_no19 (305KB)

 虫の混入は,異物の中でも苦情となることの多いものです。 昆虫は全動物の種類の7割にも及ぶと言われていますが,混入した昆虫の種類を特定することは,混入防止対策を立てるために大切な情報です。
 今回は,昆虫の基本形態と鑑定方法についてご紹介します。

icon_file_pdf news_vol3_no11 (309KB)

 国立医薬品食品衛生研究所に“食品からの微生物標準法検討委員会”が平成17年に発足しました。食品微生物試験分野において,①国際的に通用する我が国の標準法を策定すること,②我が国の標準法を尺度(基準)として新しく開発された方法を評価する仕組みを構築することを主要な目的として議論や標準法策定作業が進められています。
 今回は“食品からの微生物標準法検討委員会”の活動状況についてご紹介します。

icon_file_pdf news_vol3_no1 (237KB)

 食品に混入した異物の同定試験は,通常,目視観察,実体顕微鏡観察を経て,有機物であればIR,GC,HPLC,NMR等による分析をし,無機物であれば蛍光X線分析や原子吸光分析を行います。さらに,異物が骨片・毛・植物片等の生体組織の場合は,DNAを用いた解析を行うことがあります。
 今回は,異物として発見されることがある虫について,DNAを用いた同定方法についてご紹介します。

icon_file_pdf news_no80 (154KB)

 ISO 22000は,ISOのマネジメントシステム規格にHACCP方式を組み込んだ,フードチェーンの組織のための食品安全マネジメントシステム規格です。認定・認証制度のための要求事項であるISO/TC 22003が2007年2月に発行され,わが国の認定・認証制度が本格的に動き始めました。
 認証取得の有無にかかわらず,フードチェーンのあらゆる組織がこの規格を利用してシステムを構築することが可能です。その際に参考となる関連規格や,構築時のポイント,わが国における普及の動向についてご紹介します。

icon_file_pdf news_no63 (29KB)

 環境試料、食品等を対象にして、培養することなしに、存在している複数の微生物の種類や特定の性質を調べる方法が急速に進歩しています。微生物の持つDNAをクローン解析する従来の方法に替えて、DNAの電気泳動を用いる群集構造解析です。電気泳動で可視化したゲル上のバンドの位置や本数の比較で、経時的な細菌叢の変化、試料間の比較、ある成分の関与している菌の特定等をすることができます。これらのことをご紹介しています。

icon_file_pdf news_no54 (114KB)

 サーズウイルス、トリインフルエンザウイルス等の話題を耳にしますが、ウイルスとはどのようなものでしょうか。ウイルスの不活化はどのようにして調べるのでしょうか。ウイルスの特徴や構造、ウイルス不活化試験の測定原理、培養細胞による50%感染量及びプラーク法についてご紹介します。

icon_file_pdf news_no53 (30KB)

 2004年度のノロウイルスによる食中毒は,厚生労働省の病因物質別食中毒発生状況によると,事件数で第2位,患者数では第1位でした。その感染経路は食品からのみならずヒトからヒトへの感染も発生しています。
 ノロウイルスの分類,特徴,検査法等をご紹介します。

icon_file_pdf news_no45 (61KB)

 食品に混入した骨片や肉片等の動物由来成分は、PCR法を用いたDNA配列の検出で動物種の特定まで可能です。調理加工済みの肉片や微細な骨片にも適用できます。原理と実際の解析例をご紹介します。

icon_file_pdf news_no43 (137KB)

 カビは酒,味噌及び醤油等を造るために欠かせないものです。食生活以外でも身の回りには多くの種類のカビが存在しています。カビの中には毒素を産生する種類もありますが,これらが毒素を産生するかどうかはカビ発生の条件(食品の状態,保管温度等)に起因する日和見的なものなので,慎重に検討する必要があります。
 ここでは,私たちの身の回りによく見られるカビの種類と特徴について概説しています。

icon_file_pdf news_no31 (23KB)

 時として,食品は微生物の増殖により膨張を呈します。このような場合,膨張がどの様な微生物に起因しているかを把握し,その防御方法を考えることが重要です。ここでは,膨張のメカニズムと,原因を究明するための検査手順の一例をご紹介します。

icon_file_pdf news_no25 (27KB)

 リボタイピング法(リボタイプ、すなわちリボゾームRNAのタイプを識別する方法)によれば、生理・生化学的には同種の微生物でも菌株レベルで識別することが可能となります。食品における微生物汚染の経路を究明するに際しての本法の有用性を解説します。

icon_file_pdf news_no19 (76KB)

 HACCPシステムの導入は進んでいますか?
 前回,NO.1でシステムのご紹介をしましたが,ここではシステム構築にあたり最も重要とされる,一般的衛生管理プログラム(PP)の構築のポイントについて解説します。

icon_file_pdf news_no17 (37KB)

 サルモネラによる食中毒が世界的に流行し,社会問題化しています。わが国でも,平成元年頃から急増し,現在では食中毒原因のトップの座に定着しています。サルモネラ食中毒の多発の要因や予防対策の難しさについても考えてみます。

icon_file_pdf news_no02 (202KB)

 HACCPとは,1960年代のアポロ計画に際して考案された食品の衛生管理システムを指します。わが国の食品業界にも広く普及しつつあるこの衛生管理手法についてご紹介します。

icon_file_pdf news_no01(39KB)