機能性成分,機能性評価

記事の内容は,ニュース発行当時の情報に基づくものです。ホームページにはバックナンバーを掲載していますが,一部の内容は法改正により,変更されている可能性があります。現在の内容につきましては,最新の関連法規をご参照下さい。

 スーパーマーケットや市場に行くと,色とりどりの野菜や魚介類を目にします。これら鮮やかな色の一因はカロテノイドという色素であり,サケの切り身,エビ・カニなどには赤橙色の成分であるアスタキサンチンが多く含まれます。また,アスタキサンチンは抗酸化作用をはじめヒトに対する様々な生理作用を持っているため,機能性表示食品の代表的な関与成分となっています。

 今回は,水産物に多く含まれ,様々な用途や機能を持つアスタキサンチンについてご紹介します。

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 私たちの体には「活性酸素」と呼ばれるものが存在します。この活性酸素が体内で過剰に存在するようになると酸化ストレスになり,様々な疾病の原因となると言われています。近年,この酸化ストレスを防ぐために抗酸化力の高い食品が注目されています。

 今回は,スーパーオキシド消去活性(SOSA),DPPHラジカル消去活性,ORACなどの食品の抗酸化力評価方法について概説致します。

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 食生活の変化により脂質と糖質の摂取量が増え,それに伴う虚血性心疾患,脳梗塞,動脈硬化といった生活習慣病の増加や,2006年に新語・流行語大賞にノミネートされたメタボリックシンドローム(メタボ)が増加しました。これを受けて,ここ数年においては食生活の見直しや社会的な取り組みも含めて,我々の健康に対する意識は高まり続けているといえます。

 今回は,「脂質の中身」に焦点を当て,2015年に施行された食品表示基準により任意表示が認められたn-3系脂肪酸・n-6系脂肪酸と,機能性表示食品制度により改めて注目されるEPA(エイコサペンタエン酸)・DHA(ドコサヘキサエン酸)についてご紹介します。

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 健康志向の高まりや機能性表示食品制度の制定等を背景に,乳酸菌やビフィズス菌の食品への添加が注目されています。多くは生きた菌(生菌)として添加していますが,食品の中には死んだ菌(死菌)が添加されているものもあります。発酵食品のように菌が生きている場合は,培養法により生菌数の測定を行うことで,その食品の品質(菌数等)の評価が可能です。一方,殺菌済みの菌末やそれを添加した加工食品の場合は,添加された菌が死菌であるため,培養法では菌数の測定が出来ません。

 今回は,培養法では測定が出来ないサンプルの菌数測定方法(総菌数測定法:血球計算盤測定法及びDAPI染色法)についてご紹介します。

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 液体クロマトグラフ-質量分析計(LC-MS,LC-MS/MS)は感度・選択性に優れており,適用可能な分析対象成分数も多いことから,近年様々な分野で汎用的に活用されるようになりました。

 今回は機能性成分関連に焦点を当てて液体クロマトグラフ-質量分析計を用いたレスベラトロール,イチョウ葉テルペンラクトン,ジンセノサイドの分析事例についてご紹介します。

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 ビタミンAには動物性食品に含まれるレチノールと主に植物性食品に含まれるβ‐カロテンがあります。ビタミンAは不安定な化合物であり,光や熱によって二重結合の異性化が起こり,酸や空気,金属イオンとも反応しやすく,容易に分解してしまいます。脂溶性のビタミンであるビタミンAは過剰に摂取すると体内に蓄積し,過剰症を引き起こすこともあります。また,不足すると夜盲症などの欠乏症を引き起こします。そのためビタミンAは適切な摂取量を心がけることが重要です。

 今回は,ビタミンAの概要とともに「摂取基準」「緑黄色野菜」「プロビタミンAと機能性表示食品制度」「霜降り牛肉とビタミンA」といったテーマでご紹介します。

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 食物繊維は単一化合物ではなく,ヒトの消化管酵素によって加水分解されない食物の多糖類とリグニンの総称と定義されています。新たに施行された食品表示基準におきまして,食物繊維は表示推奨項目となりました。また,各種食物繊維素材は特定保健用食品(トクホ)の関与成分としても注目をあびており,新たに機能性食品表示制度もスタートしたことで,これらを正しく定量することは今まで以上に重要になってきています。

 今回はその注目されている食物繊維について,定量という視点から定義や分析方法の特徴について概説するとともに,トクホの関与成分として注目されている難消化性デキストリンについて,その概略と分析例についてご紹介いたします。

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 本年4月1日に食品の機能性表示が可能となる新たな制度がスタートしました。本制度は,機能性関与成分を特定し,その機能性を科学的根拠に基づいて,食品関連事業者の責任で表示できる制度です。また,安全性の確保も要求されている点や,生鮮食品についても表示できる点は,諸外国の制度と比較して,本制度の大きな特徴と言えます。

 制度の詳細は,消費者庁から公表されている「機能性表示食品の届出等に関するガイドライン」に記載されていますが,今回は,ガイドラインの中で注目される事項に焦点をあて,その概要をご紹介します。

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 最近,酵素という言葉をテレビCMや新聞,雑誌の広告などで目にすることが多いと思います。酵素でやせようという酵素ダイエットや酵素ジュース,酵素の力で健康になる酵素パワー,さらには酵素風呂や生酵素と多種多様です。しかし,酵素には色々な種類が存在しており,単に酵素という単語でひとまとめにすることはできません。そもそもこの酵素というものはどのようなものでしょうか?

 今回は酵素の基本的な知識と代表的な酵素の活性測定法,機能性評価試験としての酵素阻害試験についてご紹介します。

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 植物工場は,施設内で自然光や人工光を利用し,空調や養液の供給などを人工的に制御して,季節に関係なく連続的に農産物を生産するシステムです。さまざまな業界が農業へ参入できるチャンスとして,この植物工場が注目されています。

 今回は,LEDなどを利用した完全人工光型植物工場と太陽光を利用した太陽光利用型植物工場についての紹介とそのビジネス展開,また,植物工場に対するサポートとして弊財団が行っている衛生状況の調査や農産物の栄養成分分析などの各種試験についてご紹介します。

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 食品の機能性評価のため,様々な生化学的な実験手法が開発され,種々の素材の機能性を簡便・迅速に探索(スクリーニング)することが出来るようになってきました。その次のステップとして,スクリーニング試験によって見出された効果がどのような作用メカニズムで機能しているのかエビデンス(科学的根拠)を得る必要があります。そのための有効な解析手法の一つにDNAマイクロアレイがあります。近年,次世代型であるフォーカストDNAアレイなどの登場により,安価で短時間に高感度な遺伝子発現解析が可能になりました。今回は,DNAマイクロアレイ(フォーカストDNAアレイ)についての解説やDNAマイクロアレイを用いた食品機能性解析評価の実例などについてご紹介します。

 なお,弊財団での「DNAマイクロアレイを用いた食品機能性評価試験」については,諸処の事情により平成30年2月1日をもって受託を終了しました。

 これまでのご利用誠にありがとうございました。

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 コンドロイチン硫酸は,結合組織や粘液などあらゆる組織に広く分布し,タンパク質と共有結合してプロテオグリカンとして存在します。また,ロコモティブシンドローム(運動器症候群)対策素材のひとつであり,これらを含む健康食品が市場に多く出てきています。

 今回は,コンドロイチン硫酸の概要に併せ,酵素分解後,高速液体クロマトグラフィーを用いたサメ軟骨抽出物原料の定量法についてご紹介します。

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 近年,核酸塩基のプリン体(アデニン,グアニン,キサンチン,ヒポキサンチン)を減らしたり,ゼロにした発泡酒やビール風飲料が発売されていますが,なぜ酒類飲料中のプリン体に注目が置かれているかご存知でしょうか?

 今回はプリン体とはどういうものか,体内でどのような物質に変わるか,またプリン体がなぜ問題とされているのかについて簡単に解説をし,最後に飲料中のプリン体のLC-MS/MS(液体クロマトグラフ-タンデム型質量分析計)を用いた微量分析法についてご紹介します。

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 生体アミンは微生物の脱炭酸酵素により,食品中のアミノ酸から生成します。厳密には,カテコールアミンやセロトニンなども生体アミンに含まれますが,ここでは食品中のヒスチジン由来のヒスタミン,チロシンからのチラミン,フェニルアラニンからのフェニルエチルアミンなどの単純なアミノ酸からの変換生成物を取り上げます。食品中の生体アミンは食品腐敗の指標にもなります。生体アミンには,カダベリン,トリプタミン,プトレシン,スペルミジン及びスペルミンなどもあります。プトレシン,スペルミジン及びスペルミンはポリアミンとも呼ばれています。

 今回は,ヒスタミン以外の生体アミンを中心にご紹介します。

icon_file_pdf news_vol4_no14.pdf (212KB)

 昨今の化粧品市場は,表面を装う従来の化粧品とは異なり,体の中からキレイにする化粧品の開発が盛んになってきています。
 開発の初期のステップとして,メラノーマ細胞を用いたメラニン産生抑制試験,表皮角化細胞を用いたヒアルロン酸産生促進試験,真皮線維芽細胞を用いたI型コラーゲン産生促進評価試験,抗糖化(AGEs産生抑制)評価試験などがあります。

 今回は,機能性化粧品素材の展開動向,機能性を評価するための実験系などについてご紹介します。

icon_file_pdf news_vol4_no13.pdf (349KB)

 食品は3つの機能をもつといわれています。一次機能は栄養面での働き,二次機能は嗜好面での働き,三次機能は生体調節の働きです。味覚に関する二次機能は,食べる喜びに直接関わっている点において,非常に重要です。
 日本を始めとした東洋では,辛味は味覚の一つとして考えられてきました。特にアジア地域では香辛料を利用した辛味の伝統料理が数多く存在していてこのことが裏付けられます。最近ではこれら辛味成分がもつ二次機能だけでなく,三次機能も注目を集めています。
 今回は色々の香辛料に含まれる辛味成分について,化学構造,生理作用,分析法などをご紹介します。

icon_file_pdf news_vol3_no21 (198KB)

 ポリフェノールの中で,イソフラボン,カテキンと並ぶ代表的な成分にアントシアニンがあります。アントシアニンは植物性色素で,特定の条件下で様々な色調を示します。そのため,着色を目的として古くから利用されてきました。
 今回は,アントシアニンの種類,性質や分析法などについてご紹介します。

icon_file_pdf news_vol3_no13 (185KB)

 先進国の大きな社会問題となっている生活習慣病の予防に,日常的に摂取できる食品の持つ生体調節機能が注目されています。
 今回は,特定の食品(成分)が示す機能性(抗酸化,高血圧抑止,抗アレルギー,抗肥満など)の評価方法を概観し,実際の解析例も含めてご紹介します。

icon_file_pdf news_vol3_no9 (349KB)

 ムコ多糖に関する情報が増えてきています。一方で,分析法の情報はそんなに多くありません。ムコ多糖はその成分の特性から,定量が難しい成分の一つであり,分析結果は方法に依存する場合があります。このため定量値の妥当性評価にはムコ多糖の特性や定量法の特徴を把握することが必要です。
 今回は,ムコ多糖の概要や定量法についてご紹介します。

icon_file_pdf  news_vol3_no4 (331KB)

 イソフラボンは、ポリフェノールでフラボノイド構造を持つ一群の物質です。抗酸化作用、女性ホルモン様作用等の機能があると注目されています。アグリコンやその配糖体、アセチル化及びマロニル化された配糖体の各種構造並びに大豆及びその加工食品のイソフラボン類の含量をご紹介します。

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 グルカンはグルコースの高分子重合体(ポリマー)です。α型とβ型があり、α型(α-グルカン)の代表的なものにはデンプンやグリコーゲンがあります。β型(β-グルカン)の代表的なものにはセルロースがあります。β型はヒト体内の消化酵素で切ることはできませんが、特異な機能性が予測・期待されています。β型の代表的なものの構造上の特徴や特性についてご紹介するとともに分析法の現状についても簡単にご紹介しています。

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 活性酸素の一つであるスーパーオキシドを消去する活性能はスーパーオキシド消去能(SOSA)として電子スピン共鳴(ESR)で求められています。他方,DPPH消去活性は汎用機である分光光度計を用いて定量することができます。いずれも主として水系での抗酸化活性度を知ることを目的とした試験です。これら2種の方法による各種食品の実測値,ならびに得られた結果と食品の種類や食品成分との関連性等について紹介しています。

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 フラボノイド,カロテノイド等の食品中の機能物質は,いわゆる生活習慣病の予防効果が期待できると近年注目を集めています。そこで,代表的な食品機能成分のご紹介と,食品に生理・薬理作用等があるかどうかを調べる機能評価試験の概要をご紹介します。

icon_file_pdf news_no22 (30KB)

 ポリフェノールは,動脈硬化の原因となるLDLの酸化変性を抑制することで,動脈硬化を防ぐと考えられています。全ての植物に含まれていて,近年非常に注目されている物質です。

icon_file_pdf news_no08 (59KB)