「鶏卵中の25-ヒドロキシビタミンD3の分析」のご案内

 弊財団では,鶏卵中の25-ヒドロキシビタミンD3の試験検査を受託しております。詳細については別途お問い合せください。

 

試験項目 25-ヒドロキシビタミンD3
対象検体 鶏卵(全卵及び卵黄)
定量下限 0.2 μg/100g
試験料金 40,000円(税抜き額)
試験検査日数 9日間(営業日)
試験方法 アルカリ条件下でけん化抽出後,分取精製し,
高速液体クロマトグラフ法にて定量

 

25-ヒドロキシビタミンD3について

 ビタミンDは,カルシウムの吸収及び利用,骨の形成等に関与している栄養素で,ビタミンA,E,Kと同じく脂溶性ビタミンの一種です。食品中でビタミンD活性を有するものには,ビタミンD2(エルゴカルシフェロール)とビタミンD3(コレカルシフェロール)があり,両者はヒトに対してほぼ同等の生理活性を示します。ビタミンD2は主にきのこ類に含まれ,ビタミンD3は,魚介類,肉類,卵類,乳類などの動物性食品に含まれます。

 一方,皮膚に存在する7-デヒドロコレステロール(プロビタミンD3)は日光照射(紫外線)によりビタミンD3へ転換されることとなります。食品から摂取したものも含め,これらのビタミンDは,まず肝臓で25位が水酸化されて25-ヒドロキシビタミンDとなり,次いで腎臓へ転送され血漿中のカルシウム濃度の違いにより,1α位または24位が水酸化され,それぞれ1α,25-ジヒドロキシビタミンD又は24,25-ジヒドロキシビタミンDに代謝されます。

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 日本食品標準成分表中では卵類のビタミンD活性代謝物として25-ヒドロキシビタミンDが含まれています。具体的には,100gあたり「全卵」の「生」及び「ゆで」が1.8μg (活性代謝物を含まない場合0.9μg),「卵黄」の「生」及び「ゆで」では,5.9μg (活性代謝物を含まない場合2.8μg) と掲載されています。 なお,25-ヒドロキシビタミンDの効力値はビタミンDを1としたとき,25-ヒドロキシビタミンDを5とする換算係数が報告されており*,日本食品標準成分表においてもこの係数が用いられています。

* Reeve,L.E., Jorgensen,N.A., DeLuca,H.F.:Vitamin D compounds in cow’s milk. J.Nutr., 112,667(1982)

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